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今更ながらIntel Core i7-5500U(2.4GHz)の実力を確かめてみた


久しぶりに記事投下。
ノートPCを購入しまして一体どれ位の事が出来るのか、
ちょっと試した記録を書いてみようと思います。
購入した機種は東芝 dynabook KIRA VB73/RS。
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とりあえず購入したPCのスペック紹介
dynabook KIRA VB73/RS

OSWindows 8.1 Update 64 ビット
CPUCPU     インテル® Core™ i7-5500U プロセッサー動作周波数 2.40GHz
GPUインテル® HD グラフィックス 5500
RAM8GB(4GB+4GB) DDR3L-1600対応 SDRAM、デュアルチャネル対応
ディスプレイ13.3型ワイド(16:9) FHD 軽量・高輝度・広視野角(ノングレア)TFTカラー LED液晶(省電力LEDバックライト)1,920×1,080ドット
SSD256GB SSD(Serial ATA対応)
ドライブなし
無線LANIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠
外寸約316.0mm(幅)×207.0mm(奥行)×7.6~17.9mm(高さ)
質量約1.10kg
Officeなし

東芝web直販で、win10モデルが出る前に少し安いwin8モデルを購入。待てなかったからではない!
他にDellのXPS13と悩んだのですが、まぁ性能的には同じだし、Dellはもしもの時心配、
価格もKIRAが安かったのでこれにしました。XPS13のあの狭いベゼルはすごく魅力なのですが。

因みにKIRAはクラムシェル感がすごいです。なんというか収まりが良いというか閉じた時の手触りが素晴らしいです。
外で使うので持ち運びやすいPCをお探しなら、このKIRA VB73/RSとXPS13は一考の価値有りだと思います。

薄くて軽い高性能なノートPCが欲しかったのでまあ特に文句はないですかね。ただこいつメイン機より高いという・・・
そして恐らく基本性能はメイン機より低いだろうと言う切なさ・・・ノートだから仕方ないけどね。

と言うことで、今回はこのKIRA VB73に搭載されているインテルCore i7-5500Uがどれほどの性能なのか、
メイン機のインテルCore i7-3770との比較も加えて調べてみようと思います。
あ、勿論KIRA VB73はすでにWindows10にアップデートしてあります。


調べる前に2つのCPUについてスペックを書いておきます。
Intel® Core™ i7-5500U Processor (4M Cache, up to 3.00 GHz) 仕様
開発コード名Broadwell(第5世代)
発売日Q1'15
リソグラフィー14 nm
コアの数2
スレッド数4
プロセッサ・ベース動作周波数 2.4 GHz(max 3 GHz)
TDP15 W
プロセッサー・グラフィックスIntel® HD Graphics 5500
インテル® クイック・シンク・ビデオYes

Intel® Core™ i7-3770K Processor (8M Cache, up to 3.90 GHz) 仕様
開発コード名Ivy Bridge(第3世代)
発売日Q2'12
リソグラフィー22 nm
コアの数4
スレッド数8
プロセッサ・ベース動作周波数3.5 GHz(max 3.9 GHz)
TDP77 W
プロセッサー・グラフィックスIntel® HD Graphics 4000
インテル® クイック・シンク・ビデオYes
いくら3年以上前のCPUでも流石に5500Uと比べるのは無理がある気がしますが、
新しいCPUを手に入れたら例えノート用だったとして比べたいのがジサカーの性。

ではまずは小手始めにcpubossで5500Uと3770性能を比較してみよう。
Intel Core i7 5500U vs 3770 - cpuboss



同じCore i7でもデスクトップ用とノート用では別物で、デスクトップは処理能力を、ノートは省電力を重視していますので、
ノートの方が低いのは当然なのですが。まぁでもTDP15Wでこれは結構頑張ってるんじゃないでしょうか?

スーパーπ
実際に自分でのベンチマークしてみましょう。最初に円周率計算プログラムのスーパーπを使用します。
スーパーπの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
■Core i7 5500U
+000時間 00分 13秒 [  104万桁]
+000時間 00分 29秒 [  209万桁]
+000時間 05分 07秒 [1677万桁]

■Corei7 3770
+000時間 00分 10秒 [  104万桁]
+000時間 00分 23秒 [  209万桁]
+000時間 04分 20秒 [1677万桁]

まぁまぁなんじゃないですかね。一般的な処理なら3770と大差なさそう。
所で、ここみるとCeleronは104万桁で1分以上かかっているんで速くなったなぁと思います。
スーパーπによるCPUの性能・計算速度比較 - ベンチマークテスト

FF XIV ベンチーマーク

では次にファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド ベンチマークを行って見ます。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク

なんかただの単純なベンチマークじゃなくて、自分でキャラを作成してそれをベンチマークに登場させる事ができる
という素晴らしいシステムが搭載している。


Intel HD Graphics 5500搭載しててもゲーミングノートPCではないので以下の設定でベンチします。
・DirectX9
・プリセットで最低の「標準品質」


結果は上記の通り。最低品質であればとりあえずプレイできそう。流石に滑らかさは無いのですが。


最高品質ではこのように。ほぼ半分のスコアで設定変更しろと怒られました。


なにかゲームしてみる
とりあえず何かゲームやってみましょうって事でWorld of Tanksをプレイしてみた。
World of Tanks



設定はほぼインストール直後のままで、グラフィックの質は中、ウィンドウサイズは1920x1000でプレイ


1時間程プレイしましたが、特にカクつくことも無く割りと普通にプレイ出来ました。恐るべしCore i7-5500U。
因みにグラフィックの質は最高でも特に問題は無かったです。

次にコア温度をHWMonitorでみてみます。
HWMonitor - k本的に無料ソフト・フリーソフト

上記はゲームを終了してからの直後のスクショで、左枠が通常時、右枠がゲーム実行時の時となっています。
ゲーム中のCPU使用率は大したことは無く、30~40%程度なのですが、
コアの温度はかなり高温度になっていてこれを長時間保つのはちょっとPCに良くないでしょう。

現在季節が秋である事、また自分はノートPC用の冷却台を使用しているので上記の温度なのかもですが、
夏で且つ冷却台も使用しない場合は80度超えも考えられます。
ノートでゲームはしないのでわかりませんが別に問題ないんですかね?


QSVエンコード・自動CMカット
Core i7-5500Uにもクイックシンクビデオが搭載されていますので、QSVエンコードが可能です。
エンコードは動画などサイズを小さくしたい時に行う処理です。
ただエンコードは時間のかかる処理で30分映像に同等の時間、若しくはそれ以上必要としました。
クイックシンクビデオを使用すれば、設定にも寄りますが地上波30分番組であれば,
数分程度(Core i7-3770計測)で圧縮が可能となりました。

まぁそこらへんは以前のエントリを読んで下さい。
PowerShell + QSVで自動エンコード・自動CMカット part1 Firefoxは情弱のたしなみ
因みに上記の自動CMカット環境はwin8,win8.1,win10で動作します。(win7は別途必要なソフトが必要)
すでにwin8で構築されていてwin10で実行したい場合は、必要ファイルをコピー・インストールして、
スクリプトのパスを修正するだけで移行できるので簡単です。

それではCore i7-5500Uで自動CMカットやったらどれくらいの速度で終了するのか計測してみたいと思います。

5500Uは約197fps、3770は約145fps程度なのでで5500Uの方が明らかに処理画像枚数が多い


処理にかかった時間
Core i7 5500U Core i7 3770
うたわれるもの4話(MX) 382 425
ヘヴィーオブジェクト4話(MX) 364 451
すべてがFになる3話(フジテレビ) 363 432
平均(秒) 369.67 436
平均(分) 6.1 7.33


処理中のCPU使用率
Core i7 5500U Core i7 3770
logoframe 70-85% 50-60%
QSVエンコード 50-60% 30-40%


処理時間はログファイルからの作業が終了したちょうどの時刻を採用しています。
地味に驚いたのがCore i7 5500Uの方がCore i7 3770よりも速くエンコードが終了した件。Σ(・ω・ノ)ノ
実際は3770はCPU使用率は低いのでもっと処理速度上げられるのではないのかなと思うのですが・・・

しかしノートPC用とはいえど流石は第5世代プロセッサという所なのでしょうか。
ノートPCでこれなら、第6世代のCore i7 6700でエンコードしたら5分台行けそうです。

こちらもゲームと同じで実行中のコア温度が70度付近と高音なので常用は厳しそうですが、
週に数本録画してエンコードするぐらいなら問題なさそうな気がします。

終わりに
と言うわけでCore i7 5500Uがどれほど使えるのか調べてみた感じです。
思いのほか結構色々な事が出来そうで良いプロセッサだと思います。
まぁ実際にはこのノートで3Dゲームもエンコードも滅多に使わないと思いますけど、
それが出来るぐらい余力があった方がストレスなく作業出来る気がします。
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