以前書いた
itunesのライブラリを移動するがかなり適当で全然役に立たないので、もう一度調べてみました。
でも、公式に書いてある移動法の方が断然簡単だった・・・orz
iTunes for Windows:「iTunes Media」フォルダの移動まぁ
パターン[4]の時はこっちの方が速い、のかもしれない。パターン[1]~[3]の場合は公式の移行方法を読みましょう。 ___________________ ∧∧l||l /
/⌒ヽ) < 書き終わった後に知るとはさすが情弱・・・
~(___) \
''" ""''"" "''  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧∧!
(゚Д゚) < あ!完全に別のPCにライブラリを移動するとかなら、意味なくないかも
iTunesインストール初期状態では下記のiTuensフォルダにライブラリデータが保存されます。
Widows7 :C:\Users\[ユーザ名]\Music\iTunes |
XP :\Documents and Settings\[ユーザ名]\My Documents\マイ ミュージック\iTunes |
上のパスの階層構造を見てみると、以下のような構造になっています。
iTunes\ ├iTunes Library Extras.itdb ├iTunes Library Genius.itdb ├iTunes Library.itl ├iTunes Music Library.xml ├sentinel ├Album Artwork\ ├Previous iTunes Libraries\ └iTunes Media\ ├.iTunes Preferences.plist ├iTunes に自動的に追加\ └Music\ └アーティスト名\ └アルバム名\ └音楽ファイル | ←ライブラリデータ、マイリスト情報が保存されています。 ←上のファイルとほぼ同じでライブラリの閲覧・編集・読み込みに使います。 ←別ドライブ(C以外)に移すべだろうフォルダです。 ←楽曲ファイルが入るフォルダです。インポート後に出現します。 |
iTunes Media\まではiTunes初回起動時に作成されますが、曲をインポートなどすると、
そのフォルダにMusic\が作成され、アーティスト名、アルバム名、音楽ファイルが作成され保存されます。
次に、バックアップすべきiTunesのライブラリデータは以下のように3つに分ける事が出来ます。
- 音楽ファイルの保存場所情報やプレイリスト情報があるフォルダ
- 実際の音楽ファイルがまとめられているフォルダ
- 各通常プレイリストテキストファイル
1.音楽ファイルの保存場所情報やプレイリスト情報があるフォルダ(iTunes\)
これはiTunesフォルダに入っている「iTunes Library.itl」等のファイルです。
恐らく移動設定できないし、特に行う必要性はないです。
iTunes Library.itl | 音楽ファイルの保存場所情報やプレイリスト情報 |
iTunes Music Library.xml | 保存場所情報を閲覧・編集する事が出来る |
基本的に重要なのは.itlの方ですが、xmlの方は閲覧や内容の書き換えが出来ます。
他のファイルが何の役割があるのかは不明で、特に必要無いと思います。
2.実際の音楽ファイルがまとめられているフォルダ(iTunes Media\)
iTunes Mediaフォルダは上にあるように\Music\iTunes内のパス上にありますが、
このフォルダは任意の場所に移動し、iTunesで指定する事が出来ます。
つまり、Cドライブ上に置かず、Dドライブ等にiTunes Mediaフォルダを置けます。
Cドライブはシステムドライブですので、ここに音楽ファイルを置かず他の所に置いた方が良いでしょう。
OS再インストールやHDD交換の際に音楽ファイルの移動の必要がなくなります。
3.各通常プレイリストのテキストファイル(通常プレイリストがある場合)
さて、つまりはiTunes\とiTunes Media\を別のドライブにコピーすれば・・・
と、言いたい所なのですが、
iTunes Media\のパスを変更した場合、プレイリストは完全に移行はできないです。
プレイリストは以下の2種類があります。
通常プレイリスト | フォルダ感覚でライブラリから楽曲ファイルをリストアップ |
スマートプレイリスト | ライブラリから指定した条件でリストアップ |
移行出来ないのは
通常プレイリストの方です。原因としては、
楽曲データは"Track ID"が付けられていて、プレイリストの楽曲はそのIDを元に構成されています。
そして、音楽ファイルのパスが変わればTrack IDも変化するので、空のプレイリスト状態になってしまいます。
リンク切れみたいな状態ですね。
スマートプレイリストはTrack IDでなく、条件でリストアップするので問題ないです。
なので通常プレイリストの復元方法としては、
- 移行前に全ての通常プレイリストをエクスポートし、インポートする
- Track IDを新しいものに書き換える
- iTunesから再度ドロップして登録する
- 移行前にプレイリストは出来る限り全てスマートプレイリストに置き換える
が挙げられるでしょうか。
全て4.に出来るとは限らないので、とりあえず1.で説明したいと思います。2.は最後に説明します。
3は特に説明する必要は無いでしょう。
これらの事から、iTunesライブラリの移行手順は以下のパターンが考えられると思います。
[1] Cドライブ等から別のドライブに移行したい人向け(スマートプレイリスト・通常プレイリスト有り)
[2] Cドライブ等から別のドライブに移行したい人向け(通常プレイリストのみ)
[3] Cドライブ等から別のドライブに移行したい人向け(スマートプレイリストのみ)
[4] ライブラリデータだけ移動すればいい場合(iTunes Mediaの移動無し)[1]~[3]初期状態で使ってた人、[4]はすでにiTunes Mediaフォルダの移動してる人対象。
多分下に行くほど作業が簡単になります。あーでも全部通常プレイリストで大量にあると・・・(; ̄ー ̄)
[1]Cドライブ等から別のドライブに移行したい人向け(スマート・通常がある) |
1.iTunes Mediaフォルダを置きたいドライブに移動する
音楽ファイルが入ってるフォルダです。ここの説明ではDドライブ直下に置いたものとします。
Win7なら[ライブラリ¥ミュージック¥iTunes]・XPなら[マイドキュメント¥My Music¥iTunes]
2. iTunesフォルダを別のドライブにバックアップする
iTunes Library.itl等が入っているフォルダです。
iTunes Mediaはすでに移動したので移動する必要はありません。
3.通常プレイリストをエクスポートする
移行前のiTunesを起動して、通常プレイリストを右クリックしてtxtファイルをエクスポートします。
ファイルを開いてみると、曲名,作曲者,アルバム,サイズ,マイレート、場所等が記述されています
4.通常プレイリストの音楽ファイルのパスを新しくする
上記の全てのtxtファイルを開き、音楽ファイルの場所を移動したドライブパスに全て置換する
元が「C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes\iTunes Media」であれば、
それを「D:\iTunes Media」に全て置換しましょう。メモ帳なら[編集]から置換出来ます。
5.新しいPC、HDDにiTunesをインストール
普通にインストールしましょう
6.iTuensフォルダの中身を差し替える
C:\Users\ユーザー名\Music\iTunesに、先ほどバックアップしたiTunes\の中身をコピーして上書き
iTunesを起動すると、以前のライブラリとマイリスト情報が表示されているはずです。
音楽ファイルは移動したので再生は出来ないはずです。
7.iTunesを起動してライブラリ情報を全て削除
全選択(Ctlr+A)で削除しましょう。削除する理由は以前のドライブのライブラリ情報のままだからです。
8.移動したiTunes Mediaフォルダを読み込む
[ファイル]-[フォルダーをライブラリに追加]から移動したiTunes Mediaを選択
Dドライブに移したiTunes Mediaを元に、新しくライブラリがiTunes Library.itlに更新されます。
9.空の通常プレイリストを削除する
(削除しないとプレイリストがダブル事になります。Deleteキーで削除しましょう)
10.通常プレイリストをインポートする
[ファイル]-[ライブラリ]-[プレイリストをインポート]から通常プレイリストのインポート
(これで空でない通常のプレイリストになります)
11.iTunes Mediaフォルダの場所を設定する
デフォルトではiTunes\の傘下に有ったiTunes Mediaを移動したので、移動先を教えなくてはなりません。
そのままだと曲をインポートした時デフォルトの場所に保存されてしまいます。
[編集]-[設定]-[詳細]から変更した場所(今回はD:\iTunes Media)を選択しましょう。
[2]Cドライブ等から別のドライブに移行したい人向け(通常プレイリストのみ) |
1.iTunes Mediaフォルダを置きたいドライブに移動する
音楽ファイルが入ってるフォルダです。ここの説明ではDドライブ直下に置いたものとします。
Win7なら[ライブラリ¥ミュージック¥iTunes]・XPなら[マイドキュメント¥My Music¥iTunes]
2.通常プレイリストをエクスポートする
移行前のiTunesを起動して、通常プレイリストを右クリックしてtxtファイルをエクスポートします。
ファイルを開いてみると、曲名,作曲者,アルバム,サイズ,マイレート、場所等が記述されています
3.通常プレイリストの音楽ファイルのパスを新しくする
上記の全てのtxtファイルを開き、音楽ファイルの場所を移動したドライブパスに全て置換する
元が「C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes\iTunes Media」であれば、
それを「D:\iTunes Media」に全て置換しましょう。メモ帳なら[編集]から置換出来ます。
4.新しいPC、HDDにiTunesをインストール
普通にインストールしましょう
5.移動したiTunes Mediaフォルダを読み込む
[ファイル]-[フォルダーをライブラリに追加]から移動したiTunes Mediaを選択
Dドライブに移したiTunes Mediaを元に、新しくライブラリがiTunes Library.itlに更新されます。
6.通常プレイリストをインポートする
[ファイル]-[ライブラリ]-[プレイリストをインポート]から通常プレイリストのインポート
(これで空でない通常のプレイリストになります)
7.iTunes Mediaフォルダの場所を設定する
デフォルトではiTunes\の傘下に有ったiTunes Mediaを移動したので、移動先を教えなくてはなりません。
そのままだと曲をインポートした時デフォルトの場所に保存されてしまいます。
[編集]-[設定]-[詳細]から変更した場所(今回はD:\iTunes Media)を選択しましょう。
※[1]との相違点
[1]でiTunes Library.itlを差し替えたのはスマートプレイリストがあった為なので、
通常プレイリストだけであれば、iTunes Mediaの読み込みと通常プレイリストのエクスポートで問題ないです。
[3]Cドライブ等から別のドライブに移行したい人向け(スマートプレイリストのみ) |
1.iTunes Mediaフォルダを置きたいドライブに移動する
音楽ファイルが入ってるフォルダです。ここの説明ではDドライブ直下に置いたものとします。
Win7なら[ライブラリ¥ミュージック¥iTunes]・XPなら[マイドキュメント¥My Music¥iTunes]
2. iTunesフォルダを別のドライブにバックアップする
iTunes Library.itl等が入っているフォルダです。
iTunes Mediaはすでに移動したので移動する必要はありません。
3.新しいPC、HDDにiTunesをインストール
普通にインストールしましょう
4.iTuensフォルダの中身を差し替える
C:\Users\ユーザー名\Music\iTunesに、先ほどバックアップしたiTunes\の中身をコピーして上書き
iTunesを起動すると、以前のライブラリとマイリスト情報が表示されているはずです。
音楽ファイルは移動したので再生は出来ないはずです。
5.iTunesを起動してライブラリ情報を全て削除
全選択(Ctlr+A)で削除しましょう。削除する理由は以前のドライブのライブラリ情報のままだからです。
6.移動したiTunes Mediaフォルダを読み込む
[ファイル]-[フォルダーをライブラリに追加]から移動したiTunes Mediaを選択
Dドライブに移したiTunes Mediaを元に、新しくライブラリがiTunes Library.itlに更新されます。
7.iTunes Mediaフォルダの場所を設定する
デフォルトではiTunes\の傘下に有ったiTunes Mediaを移動したので、移動先を教えなくてはなりません。
そのままだと曲をインポートした時デフォルトの場所に保存されてしまいます。
[編集]-[設定]-[詳細]から変更した場所(今回はD:\iTunes Media)を選択しましょう。
※[2]との相違点
こちらは通常プレイリストが無いので、それに関わる手順は行わずに済む事になります。
iTunes Mediaのパス変更を含めた移行の中では一番楽です。
[4]ライブラリデータだけ移動すればいい場合(iTunes Media\の移動無し) |
1. iTunesフォルダを別のドライブにバックアップする
iTunes Library.itl等が入っているフォルダです。
iTunes Mediaはすでに移動したので移動する必要はありません。
2.新しいPC、HDDにiTunesをインストール
普通にインストールしましょう
3.iTuensフォルダの中身を差し替える
C:\Users\ユーザー名\Music\iTunesに、先ほどバックアップしたiTunes\の中身をコピーして上書き
iTunesを起動すると、以前のライブラリとマイリスト情報が表示されているはずです。
音楽ファイルは移動したので再生は出来ないはずです。
4.iTunes Mediaフォルダの場所を設定する
デフォルトではiTunes\の傘下に有ったiTunes Mediaを移動したので、移動先を教えなくてはなりません。
そのままだと曲をインポートした時デフォルトの場所に保存されてしまいます。
[編集]-[設定]-[詳細]から変更した場所(今回はD:\iTunes Media)を選択しましょう。
※[1]~[3]との相違点
4つの中で最も楽な移行です。iTunesフォルダを差し替えるだけで終わり!
iTunes Mediaの移動が無いのでライブラリデータの変更をする必要がありません。
Track IDもそのままですので通常プレイリストもそのままです。
一度iTunes Mediaを移動してさえしまえば後々の移行はとても簡単になります。
とまぁ、こんな感じです。もしかしたらどこか間違ってる箇所があるかもしれんですが…
通常プレイリストはiTunes上で入れなおした方が楽かもしれんですねー
因みに、「ライブラリをエクスポート」してインポートする方法だと、一部の曲が復元されない場合があるようです。
やる人いないと思うのですが、TrackIDを書き換える方法でも通常プレイリストを復元できます。
下が1つの通常プレイリストの部分です。
<dict> <key>Name</key><string>プレイリスト名</string> <key>Playlist ID</key><integer>9634</integer> <key>Playlist Persistent ID</key><string>A7393F0A7A19FC0</string> <key>All Items</key><true/> <key>Playlist Items</key> <array> <dict> <key>Track ID</key><integer>2861</integer> </dict> <dict> <key>Track ID</key><integer>2862</integer> </dict> </array> </dict> |
最初の<dict>~</dict>でひとつの通常プレイリストになっています。
<array>~</array>の中に楽曲がまとまっています。
<dict>~</dict>が1つの楽曲情報で、Track IDが記載されています。
つまり上のプレイリストには2曲入っている事になります。
なので、ライブラリデータを新しくしたiTunes Music Library.xmlを開いて、
<integer>~</integer>の中のIDを新しいIDにすれば読み込まれます。
Track IDは上の方にライブラリデータがあるので検索して見つけましょう。
<array>~</array>が存在しない場合は自分で付け足してOKです。
インポート方法はiTunesフォルダの
・iTunes Library.itl
・iTunes Music Library.xml
を削除してからitunes起動し、デフォルトのスマートプレイリストを全て削除してから、
Track IDを書き換えたiTunes Music Library.xmlを
[ファイル]-[ライブラリ]-[プレイリストをインポート]からインポートしてください。
これでプレイリストの復元が出来たはずです。